綱引神事 大阪市指定
無形民俗文化財
綱引神事の起源は明確ではありませんが江戸時代の諸種の版本などに掲載されているところから観ると相当古くから行なわれていたものであろう。難波の綱引として、年頭(正月十四日)恒例の特殊神事として世に知られた綱引神事は本社御祭神、素盞鳴尊、出雲の簸の川上にて八岐の大蛇を退治し、万民の困苦を除かせられ、人々の生活を守り、悪疫を除き、ひろく国々の農耕殖産の道を開き興された御稜威を仰ぎ奉る故事に基づいたもので、古伝にならい八頭八尾の大綱を大蛇の形に打ちあげ、其年の恵方に曳き会い、神前に祀って御神徳の高揚を願い、病疫災厄を祓い、海川山野の幸を祈り、人々の生業安定、家内安全、商売繁盛を祈り奉る神事であります。
実施日 毎年一月第三日曜日 午前、綱打始め、綱引出し